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2019年1月28日
株式会社ＩＤＹ（本社：東京都千代田区 代表取締役社長 本田和明、以下「IDY」）は、LTE Cat.M1
（以下、「LTE-M」という）通信方式に対応したモジュール iS105Bおよび評価ボード iS105B-EVBの
販売を開始しました。
LTE-Mは、LTE通信方式における狭帯域LPWA（Low Power Wide Area）を定義した3GPP Release 13
規格の一部です。データの送信と受信を同時に行わない半二重方式や最大3.75Mbpsの低ビットレート
通信により低消費電力に特化しています。このため、スマートメーターやテレマティクスなど長時間
運用を求められるM2M機器やIoT機器への採用が期待されています。
iS105Bは、LTE Cat.1を搭載したiS105B-001とLTE-Mを搭載したiS105B-002の2つのラインナップを
ご用意しております。LTE Cat.1は5M～10Mbpsの通信速度を持つため、どちらのモジュールをご使用
になるかはお客様のサービスや機器に合わせてお選びいただけます。また、サイズおよび入出力インタ
フェースは完全な互換性を保持しており、用途に応じて付け替えてのご利用も可能です。
iS105B-001およびiS105B-002を搭載するiS105B-EVBは、DC5V入力、USB2.0ポート、microSIMカード
スロット、UARTインタフェースを備えたiS105B専用小型評価ボードです。MBIM (Mobile Broadband
Interface Model)搭載PCであれば、iS105B-EVBをUSBに接続するだけで通信事業者との接続が可能です※。
※ アクティベートされた通信可能なmicroSIMカードが必要です。また、MBIMでの接続には一部Telit社
から提供されるWindows Driverが必要です。
現在、サービスインから長い時間が経過した通信回線は、総務省の報道資料「電気通信サービスの
契約数及びシェアに関する四半期データの公表（平成29年度第2四半期（9月末））」（平成29年12月22日
付け）によると、モバイル回線でPHSが298万回線、3G/HSDPAが5,438万回線、固定回線でISDNが301
万回線、ADSLで232万回線の契約があります。しかし、これらブロードバンド牽引技術は、2022年
以降順次停波やサービス終了が決まっており、機材の置き換えが急務です。IDYは本製品の販売により
現在も多く利用されている3G回線からLTE回線への置き換えを加速させ、社会のさらなる発展、通信
環境の充実に貢献してまいります。
・Telit社製ME910C1-J1搭載
・LTE Cat.M1/NB1対応（iS105B-002）
・バンド：B1(2100)/3(1800)/8(900)/18(800)/19(800)/26(850)
・B2Bコネクタインタフェース
・I-PEXアンテナコネクタ x 3
・MBIMおよびATコマンドインタフェース対応
・iS105B-001およびiS105B-002とB2Bコネクタで接続
・microUSBインタフェース
・microSIMカードスロット
・DC5V入力
・UARTインタフェース